子どもの分のマイナンバーカードを
取得するか迷っている方へ子どもがマイナンバーカードを取得するメリットは?

子育て中のMizukiさんと、舘野 孝子さん、Makiさんの3名は、子どもの分のマイナンバーカードを取得するか迷っているといいます。3名は、飯村さんに以下のような質問を投げかけました。
子どもの分のマイナンバーカードを作るメリットについて
教えてください。
飯村さん
〜本人確認書類としての利用〜
まず、本人確認書類として利用できる点が挙げられます。マイナンバーは出生届を提出し、住民票に登録されてから2~3週間程度で通知されます。マイナンバーカードは0歳から作ることができて、運転免許証やパスポートを持っていない子どもの本人確認書類として役立つほか、マイナンバーカードを使って住民票の写し・印鑑登録証明書等をコンビニエンスストアで取得することもできるのですよ。

- 【マイナンバーカードの活用シーン例】
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- ・身分証明書の提示が求められる時
- ・アルバイト先への提出書類でマイナンバーの記載が必要な時
- ・奨学金の手続でマイナンバーの記載が必要な時
- ・引越し等各種手続で住民票の写しが必要な時
※15歳未満のお子さまは、自分で申請を行うことはできません。そのため、親御さんが手続きを行う必要があります。
飯村さん
〜健康保険証としての利用〜
マイナンバーカードを健康保険証として利用できると、さらに便利なことがたくさんあります。それぞれ説明しますね。
【1.医療情報の共有】
同意すれば、過去の薬や診療情報等のデータが医師や薬剤師に自動で連携されるため、初めて行く医療機関でも口頭で説明する必要がありません。
【2.旅行先や災害時にもマイナンバーカード1枚で医療機関を受診できます】
旅行時に健康保険証やお薬手帳を持ち歩かなくても良い点も大きなメリットです。
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/000577618.pdf
飯村さん
〜マイナポータルの活用〜
(子育てワンストップサービス/予防接種・健診歴の確認/薬剤情報の確認/健診のオンライン通知)
さらに便利なのが「マイナポータル」で乳幼児検診や予防接種の情報を、いつでもどこでも閲覧できる点。マイナンバーカードを使ってマイナポータルに登録すると、ほかにも子育て世代にとって便利な様々なサービスを受けられます。
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30代女性 Eさん
マイナポータルの利活用
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「マイナポータルがとても便利です!乳幼児健診や予防接種の履歴が確認できる※1ので、保育園の提出書類記入のときに助かりました。
過去の薬剤情報も見られる※2ので、急に病院に行っても子供がいつも飲んでいる薬をすぐ確認して先生に伝えられました!」- ※1乳幼児健診:2020年6月末より閲覧可能です(地方公共団体により対応している健診が異なります)
予防接種記録:法令で定められ、地方公共団体で保存されている5年分の情報が閲覧可能です - ※2薬剤情報:2021年9月に診療したものから3年分の情報が閲覧可能です
- ※1乳幼児健診:2020年6月末より閲覧可能です(地方公共団体により対応している健診が異なります)
【1.子育てワンストップサービス】
今まで役所での書類提出が必要だった「児童手当の手続」「保育所の入所申請」「妊娠の届出」「児童扶養手当などの現況届」をオンラインで申請することができます。
【2.予防接種・健診歴の確認】
子どもの乳幼児健診や予防接種の履歴が確認できるので、保育園への入園時などに予防接種歴を記入するために毎回母子手帳を参照する必要がなくなります。
【3.薬剤情報の確認】
過去の薬剤情報も見られるので、急に病院に行っても子どもがいつも飲んでいる薬をすぐに確認して伝えることができます。
【4.健診のオンライン通知】
予防接種や乳幼児健診のお知らせが「マイナポータル」にオンラインで届きます。
飯村さん
〜子ども分のマイナポイント2万円分もお得にもらえる〜
年齢制限なくマイナンバーカードの申請が可能で、マイナポイント第2弾に申し込めば、子どもも大人と同様に最大2万円分のポイントを受け取ることができます。例えば、4人家族全員がマイナンバーカードを作り、マイナポイント第2弾に申し込んだ場合、最大8万円分のポイントがもらえるのです。
※マイナンバーカードを2023年2月末までに申請された方が対象です。
子どものマイナンバーカードは、
大人と更新期限が違うと聞きましたが本当ですか?
飯村さん
18歳以上の場合、発行日から申請者の10回目の誕生日でマイナンバーカードの有効期限を迎えます。マイナンバーカード発行時に18歳未満の方は、その期間が短く「5回目の誕生日」が有効期限です。更新対象の方には、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)から通知が送付されます。引き続き、利用を希望する場合は更新申請を行いましょう。
子どもの分も、マイナポイント第2弾の対象である公金受取口座の
登録はできますか?
飯村さん
登録可能です。ただし、公金受取口座として登録できる口座は、口座名義人が登録者本人と同一の口座。そのため、登録者本人(子ども)と異なる名義の口座(親名義の口座)を、公金受取口座として登録することはできません。もし、お子さん名義の銀行口座がない場合には、事前に開設しておきましょう。
子どものマイナポイントを申し込む際の注意点はありますか?
飯村さん
まず、15歳に満たないお子さまのマイナンバーカードを取得するには、法定代理人(親など)が申請を行う必要がある点は覚えておきましょう。また、マイナンバーカードの取得には1か月ほどの時間がかかります。必要な書類や手続きを事前に確認して、マイナポイント第2弾の期限内に間に合うよう、手続きを進めましょう。
ありがとうございました。これで安心して手続きができそうです!

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Mizukiさん
今回、子どものマイナンバーカードについて理解が深まりました。マイナポイントがもらえる時期なので、せっかくならお得な今の時期に、子どもの分のマイナンバーカードも取得しようと思います。とても勉強になりました。
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Makiさん
今までずっと億劫でマイナンバーカードを作っていなかったんですが、この座談会に参加したことをきっかけに、早く作りに行こうと思いました。
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舘野 孝子さん
私はセキュリティ面での不安があって、まだマイナンバーカードを持っていないんですけれども『分散管理』だということを聞いてとても安心しました。早速、これから申し込もうと思います。