
「マイナンバーカードは、日本のDXの基盤となる非常に重要なツールです」と語るのは、サイバーセキュリティの第一人者である、慶應義塾大学環境情報学部の手塚悟教授です。
手 塚「マイナンバーカードには様々なメリットがありますが、本人確認が、リアルの空間でもデジタルの空間でもできるようになったのが画期的な点です。日本では今まで行政の手続をする時に、窓口で書類を手書きしてハンコを押して…と時間や手間をかけて手続を行なっていました。しかしマイナンバーカードがあればそれらがオンライン上で完結します。マイナンバーカードは自分を証明する、まるでデジタル上の実印のような存在。日本のDXを進める上で無くてはならない1枚です」
また本人確認書類として使えること以外にも、様々なメリットがあるといいます。
手 塚「役所に足を運ぶことなく近隣のコンビニエンスストアで住民票の写しなどを手に入れることができたり、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書の交付ができたり、子育てなどに関する手続がオンラインでできたりと、利便性は高まっています。e-Taxでの確定申告の際も便利です」
